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QTムービーの高品質再生

2000.05.23初稿 2004.09.25改訂

Q. 　QuickTimeムービーを作ったのですが、再生させると画質が汚いのですが...。

例えば、

● iMovieで編集した作品を[QuickTimeに書き出し]たのに、 QuickTimeムービーを再生させると画質が汚い、

● PremiereでDVキャプチャーしたら、再生画質が汚い、

といったケースが典型例でしょう。これらのケースに対しては...、

A. 　QuickTime Player Proで高品質再生機能をonにして下さい。

ご安心下さい。作ったQuickTimeムービー自体は、高品位で作成されています。

再生時だけ、（本来は、もっときれいな画像データを持っているのだけれど、なめらかな動きの再生を優先するために）あえて低品位で再生表示されるようになっているのです。

以下の図版は、Mac OS 9でのスクリーンショットですが、Mac OS X環境においても設定方法は同様です。

これは、iMovieの再生品位と同様のやりかたです。 iMovieでは、[編集]メニューの[初期設定]コマンドから[再生]タブを選択すると、よりスムーズな動き（低品質ビデオ）かより良い画像（高品位ビデオ）を選択できます。

なお、コマ落ちしても構わないから、高品位で再生したい場合には、こんな風にします。

1. QuickTimeをPro版にアップグレードして下さい。

2. QuickTime Playerを開くと、Standard版に比べて機能が拡張されています。

3. [ムービー]メニューに追加された[ムービーの特性を見る]コマンド（QuickTime 4以前では[情報を見る]コマンド）を実行します。

4. [ビデオトラック]を選択して、

5. [高品質]を選択します。

そして、 □ [映像を高品質で見る] にチェックを入れます。

6. Movieファイルを保存します。

これでいかがですか。高品位で表示できますね（コマ落ちはひどくなったけど）。

まあ、低品位でもコマ落ちが少ない方か、コマ落ちはひどくても高品位な方か、どちらを選ぶかはおまかせします。

最後に、高品位表示のOn、Offでどれくらい見た目が変わるか、ご紹介しておきましょう。

高品位表示をOnにした場合のフル画面

gif画像への変換を行っていますので色調表現は失われていますが、テロップ部を比較してみて下さい。

高品位表示

低品位表示

注）低品位表示に関しては、スクリーンショット（コマンド+Shift+3）が撮れません。このため、この画像は、Macモニタをデジカメで撮影したものです。まあ、テロップのジャギー部分にご注目下さい。

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