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2002.02.13 QuickTime Live! でQuickTime 6発表
開催中のQuickTime Live!における Phil Schiller氏による基調講演で、QuickTime 6発表、QuickTime Streaming Server 4、QuickTime Broadcasterの発表などが行われました。
●QuickTime 6
QuickTime 6は、MPEG-4対応、MPEG-2デコード、Flash5のサポート、品質とパフォーマンスの改善、のようです。
MPEG-4対応というのは、MPEG-4ビデオ・オーディオCodecのエンコード・デコード対応。(なお、MPEG-4とはなにかについては、近く解説をお送りします)。また、ライセンス問題についても言及され、Appleとしては、「1エンコーダ、デコーダにつき25セントというライセンス料の支払いには同意しているが、 MPEG-4配信者に対し1ストリームにつき2セントの支払いを求めることには同意できない」とのことです。確かに、ストーリミングが商売になるかならないか今が過渡期な訳ですし、成長・発展にブレーキが掛かってしまうことは間違いないですしねえ。また、現実に、1ストリーム当たりでfeeを払う、という「集金システム」が実現できるとも思えません(笑)。Appleには、ぜひともがんばってもらいたいことだし、発表では「みなさんからも要望して欲しい」との呼びかけもありました。
MPEG-2デコードは、要は、DVD-VideoをQucikTime Playerや(QuickTimeに対応した)Final Cut Pro、Premiereといったソフトで読み込み再生できる、ということです。ただ、MPEG-2エンコード(MPEG-2書き出し)ができるわけではありません。また、おそらく、MPEG-2データをQuickTimeムービーに書き出すことにもなんらかの制限が掛かるはずです、だって制限がないと、DVD-Videoをムービー化できてしまうことになりますもん(笑))
QuickTime 6の公開は、MPEG-4ライセンス問題が決着するまでおあずけ、とのことです。
●QuickTime Streaming Server
4
QuickTime Streaming Server 4は、QuickTime
6のMPEG-4ストリーミングに対応したほか、MP3ソフトのプレイリスト配信なども搭載しているようです。まさに、インターネットラジオ局を自分で解説できる、ってことですね。QuickTime
Streaming Server 4はこちらからダウンロードできます。
●QuickTime Broadcaste
QuickTime Broadcasterは、まあ、いってみれば、Solenson Broadcasterのような(笑)ライブストリーミング・エンコーダソフト。現場でQuickTime
BroascasterをインストールしたPowerBookを持ち込んでFireWireに接続したDVカメラの映像をリアルタイムエンコード・送出し、別の場所に設置してあるQuickTime
Streaming Severで受けインターネットへリアルストリーミング、といった使い方になります。そのほか、AppleScript対応、Unicast(peer
to peer)/Multicast(普通のライブストリーミング)対応、(複数のQTSSによる)Relay可能などの機能も搭載されているようです。
QuickTime Broadcaster公開は、QuickTime 6待ちとなります。
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