画面転換を施す
- Video Transition -
トランジション(画面転換)は、代表的なビデオエフェクトのひとつで、A画面がB画面へと経時的に変化してゆくような効果のことをいいます。
A画面が、B画面に経時的に変化してゆくようなビデオ効果のことを、トランジション(Transition。画面転換の意)といいます。トランジションには、大きく分けて、ワイプとディゾルブがあります。
ワイプ
ワイプは、まさに車のワイパーのように、A画面が拭われて(ワイプされて)B画面に変化する効果です。
ワイプの一種、ページめくり風のワイプ(iMovie '09)
ディゾルブ
ディゾルブは、A画面がB画面へと、"溶けるように"変化する効果です。
クロスディゾルブ(iMovie '09)
黒フェード(iMovie '09)
トランジションの使いどころ
TV番組をご覧になるとおわかりの通り、シーンとシーンは、通常、単純にカットをつないでゆきます。よほどの表現上・演出上の意図でもない限り、トランジション効果はめったに使用されてません。
ワイプは皆無といってよいでしょう。一方、ディゾルブ系では、クロスディゾルブやフェード等は、比較的見かけます。単純なカット編集だと、シーンとシーンとのつなぎが唐突になってしまう場合、あるいは、シーンとシーンとの間に時間が経過したことを表現したい場合などには重宝するエフェクトだからです。
と欄時ジョンは、派手で目を引く効果ですが、多用しすぎると、いかにも「シロウトががんばって作りました的ビデオ」に見えますので、使いすぎに注意しましょう。
同じ意味で、iMovie '09のプロジェクトテーマ機能で、トランジションは使わないことをお勧めします。多用しすぎになってしまいます。
DTV編集ソフト間の競争も激しいので、ついついカタログスペック上の競争のため、例えばトランジションの種類の豊富さを競いがちです。ですが、ユーザにとっては、ほとんどが要らないトランジション、というのが正直なところです。 |