MacDTV.Com

News and Message

2002年07月〜09月

   

2002.09.26 Premiere 6.5日本語版、発表

アドビシステム社が、Premiere 6.5日本語版を発表しました。英語版の発表は、2002.07.22 Premiere 6.5、発表2002.07.26 「Premiere 6.5の内部について」についての記事をどうぞ。

これらの記事に対し今回明らかになったことといえば、リアルタイムプレビュー時に、FireWire出力を含めて外部ビデオ出力が可能という点(FireWire出力が可能かどうか、はっきりしてなかった)。Premiere6.5のRTはドラフト品位でも可能、とのことですので、ドラフト品位でのFireWire出力はどうなるんですかねえ。

cinestreamのDraftDVって、FireWire出力もできてましたっけ。(最近使ってないので、忘れてしまいました)

2002.09.30追記 できるそうですね。みついさん、ありがとうございました。

そうなると、Pemiere 6.5のRTって、cinestreamのDraftDVが(RTが可能なくらいに)速いもの、と捉えればよいのかな。ただ、RAM容量にも依存するとのコメントも2002.07.26 「Premiere 6.5の内部について」でご紹介したインタビューにありますので、Premiere 6.0のRAMプレビューとの関係も気になります。やっぱり、Pemiere 6.5のRTって、改良RAMプレビュー機能なのかも。

2002.09.29追記 Mac版のPremiere 6.5には、MPEG書き出し機能はありません。Adobe MPEGエンコーダは、Windows版のみです(アドビのページは紛らわしいですが)。2002.07.26 「Premiere 6.5の内部について」でふれたとおり、iDVDに持ってゆくためのDV Codecムービーへの書き出しプラグイン(iDVDの[iDVD用]QuickTimeムービー書き出しと同じ)がPremiere 6.5に付属するほかは、あとは、DVD Studio Pro(付属のQuickTime MPEG Encoder)を利用するなどしか手段はありません。

2002.09.25 フォーカル、HDのCG素材集を取り扱い

フォーカルポイントコンピュータ社が、米Digital Juice社のHD CGアニメーション素材集、JumpBacks HD Vol.1-5の取り扱いを発表しました。

HDの素材集って、めずらしいんじゃないですかねえ。

2002.09.22 PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)1.25GHz Dualモデル、国内出荷開始

アップル社が、PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)1.25GHz Dualモデルの国内出荷を開始した、と発表しました。

米国の出荷開始は現地時間9月18日との発表、日本の出荷開始は本日9月22日との発表です。

来年2003年発売の新機種からは、Mac OS 9での起動はサポートされないとアナウンス(→2002.09.11 Mac OS 9での起動は来年2003年から非サポート)がすでにありましたので、PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)1.25GHz Dualモデルが、史上最速のMac OS 9マシン、ということになります。

2002.09.20 Mac OS X 10.2.1アップデート

[システム環境設定]の[ソフトウェアアップデート]で、Mac OS X 10.2.1アップデートが登場しました。

10.2.1 アップデートは、次のアプリケーション、テクノロジー、およびコンポーネントについての機能強化と改良を行うものです:Mail、イメージキャプチャ、ヘルプビューア、グラフィック機能、プリント機能、ネットワーク機能、Rendezvous、Kerberos、USB、FireWire、SCSI 装置との互換性、およびデジタルハブ対応デバイスの追加サポート。

とのことですが、MacDTVとしては、
● ソニーのメディアコンバータDVMC-DA1をiMovieで利用できるようになった
Final Cut Pro が起動するまでにかかっていた時間を短縮させた
● Final Cut Pro を使って、特定のiMacで FireWire ベースのカメラをホットスワップするときの信頼性を向上させた
など
がポイントです。

2002.09.19 DVカメラ・デッキとの相性情報、更新

DVカメラ・デッキとの相性情報を更新しました。松葉岳哉さん、情報をありがとうございました。

  

2002.09.17 ディスクリート、ストリーミングコンテンツ制作ワークフローセミナー(10月4日)

オートディスク社(ディスクリート)が、10月4日午後、ストリーミングコンテンツ制作ワークフローセミナーを開催すると発表しました。申し込みはこちらから

discreet社のライブストリーミングソフトcleaner live2、ムービー圧縮ソフトcleaner5、イベントストリームの例(cinestream,cleaner5)のほか、Adobe社によるGoLive紹介などを予定しているようです。

(cleaner liveはMac版は出ていないので、たぶんWinベースでのデモとなるでしょうが...(笑))

2002.09.15 ピクセラ社、Mac OS X10.2対応ドライバ公開。

ピクセラ社が、同社製品CaptyTVやCaptyTV/PCI用Mac OS X 10.2対応ドライバを公開しました。

CaptyTV用のドライバはこちら(PIX-MPTV/U1M Mac OS X版)、CaptyTV-PCI用のドライバはこちら(PIX-MPTV/P1M Ver1.21)。

というか、Capty TV/PCIって、昨日から発売開始されたものですよねえ。(→2002.09.05 ピクセラ社、Capty TV/PCIを発売開始。(9月14日〜)

 (

2002.09.13 International Broadcasting Convention

ぷれぷれさんのFinal Cut Pro UnofficialMacDTV.comとしては、Apple EXPOよりも、今週9月13〜17日アムステルダムで開催されるIBC(International Broadcasting Convention)に注目しましょう。NABから約半年。 なにしろ、Adobe、Apple、Matrox Video、Media100、Micorosoft、Pinnacle Systems(AVIDはいないのか?)が参加していますので。

Premiere 6.5(英語版)はリリースされるでしょうし、Microsoftからは、MediaPlayerのβは出ましたし、
さて、Appleからはなんでしょうね。まずは2002.06.23 Apple社によるDTV関連ソリューションの買収劇。を見ていただくとして、そろそろSpruce Technologies社を買収の成果としての、DVDMaestro for MacかDVD Studio Pro 2.0を見せていただきたいところです。RAYZ、Chalice for Mac OS Xや、India Titler Pro for Final Cut Proといったもののプレビューとかないかなあ。まあ、順当には、Shake 2.5 for Mac OS Xなのでしょうが。

2002.09.16追記 なんだ、期待してたのに、なんにもでないじゃないかぁ(笑)。

2002.09.11 Mac OS 9での起動は来年2003年から非サポート

現在パリで開催中のApple EXPOで、Appleが米時間10月10日、来年2003年からMac OS 9での起動をサポートしない、と発表しました

2002.09.11追記 日本時間10月11日、アップルからも同様の内容の日本語妙録の発表もありました

Apple EXPO開催後、iCalがタウンロード開始になってたりしますが、MacDTV.comにとっては、これが最大のニュースです。(多分、今年の十大ニュースに入るでしょうね)

Mac.naMatata !!2002.07.26 今日のなんだかなにも書きましたけど、うわさがほんとうになっちゃったですねえ、Appleならやりかねない、とも思ってましたが。

MacDTV.comとしては、再度、懸念を表明しておきます。

一般的な用途、例えば、メールやWebブライズ、ビジネス文書作成、iアプリケーションで遊ぶ、といった場合、基本的にソフトウェアベースの作業ですから、使用ソフトが互換性確保してくれれば、Mac OS Xへの移行は容易です。今や主なソフトはCarbon対応を果たしましたし、最悪Classic環境という選択肢もあります。

でも、DTVでは、(1) ミッションクリティカル、かつ、(2) ハードウェアに依存する、ので、話しは簡単ではありません。

ミッションクリティカルというのは、こういう意味です。

そもそも、ソフトウェアがMac OS Xに対応しないものも残っているのは問題外ですが、Classic環境では走らないソフトも残っています。DTVソフト独自のドライバやCodecなどを必要とするため、通常用途のソフトのように単にアプリ本体をCarbon化すれば済む、というものではありません。例えば、cinestreamもそうですが、気の利いたプラグインソフトもClassicでは走りません。

Carbon対応を果たしたもののパフォーマンスが上がらないソフトも多いようです。実際、Carbon対応を果たした、Final Cut Pro(Appleのお膝元なのに)もAfterEffectsもcleanerも、レンダリングはMac OS 9の方が速いんですから、(短期的に見れば)なんのためのMac OS X移行なんだか。

取りあえずMac OS X上で走ったとしても、一瞬たりともパフォーマンスが落ちるとコマ落ちにつながることになるDTVでは、取りあえずMac OS Xに対応しただけでは命取り。
例えばPhotoshopといった用途では、仮にMac OS X環境下で若干パフォーマンスが劣るとしても、最悪「遅いのに我慢する」という対処法があります(笑)。でも、DTVの場合、遅いのを我慢してたらコマ落ちしてしまいます。リアルタイム性を要求されるDTVでは話しが違っており、高品質とハイパフォーマンスでないと使い物になりません。

ハードウェアに依存というのは、こういう意味です。

ハードウェアのドライバがそろわない最悪なケースもありますが(RTMac...)、Mac OS X版ドライバが出ていても品質やパフォーマンスが上がらないといったこともあります。実際、Final Cut Pro 3 for Mac OS XのFireWire周りですら、こんな状態ですから(←Mac標準搭載のハードに対して、Apple純正のソフトウェアが....)。取りあえずのドライバではダメで、練りこんで磨き上げて最適化したハイパフォーマンスを発揮するドライバでないと、使い物になりません。

   

まあ、たしかにMac OS X 10.2 Jaguarはなかなかの出来ですね。ちょうど良い機会なのかも知れませんね。
また、ある意味で、古い資産を切り離す良い機会なのかも知れません。Mac OS Xに対応をしないような製品には退場頂く、という強気なやりかたもAppleらしいといえるのかもしれません。

ただ、安定性重視のDTVにおいて、今使っているハードウェアを使い続けたい、というユーザの要望はもっともだろうと思うし、また、そういったヘビーユーザほど、新型Macのパワーを真に欲しているにもかかわらず、(Mac OS 9で起動できないがために)新Macを導入できない、という皮肉。

うーん、まあ、移行時期が遂に来た、ということなのでしょうか。
ユーザサイドでできることといえば、最後のMac OS 9起動機種であるPowerMac G4 (Mirrored Drive Doors)を年内に購入しておくことぐらいしかなさそうです。

私の場合、それを見越して、PowerMac G4 (Mirrored Drive Doors)1.25GHzを予約中(笑)。また、RTMacはコレクターズアイテム(笑)に成り果ててしまうことをもはや覚悟しております。

2002.09.10 Go with AppleMedia Solution Expertセミナー13(10月9日)

フォーカルポイントコンピュータ社が、10月9日午後アップルコンピュータ社セミナールームにおいてGo with AppleMedia Solution Expertセミナー13を開催する、と発表しました。

今回は、同社扱いのSD(8bit、10bit)非圧縮PCIカードAJA Video社KONA-SDを中心に、Final Cut Pro3やAlias|Wavefront Maya for Mac OS X(エヌジーシー社)、PINNACLE SYSTEMS社 Commotion Pro(ボーンデジタル社)等とで構築した非圧縮放送用編集システムの紹介がなされるようです。
なお、第 5 部 Canon製DV Cameraの最新情報ってのにも興味がそそられますが。

2002.09.08 Slick / iMovie Seminar(10月4日)

オービット社ミューズテクス事業部とカイグラフィクス社運営のリンククラブが、10月4日(16:30〜19:00)にアップル本社48階セミナールームにてSlick / iMovie Seminarを開催すると発表しました。

Slickは、GeeThree社開発(国内販売はオービット社ミューズテクス事業部)のiMovie用エフェクトプラグインソフトで、2002.08.08 iMovieプラグイン、Slickシリーズに新製品でもお伝えしているとおりシリーズ4(Slick Volume Four)までリリースされています。

今回のセミナーは、SlickをフィーチャーしたiMovieのセミナーのようですが、平日(金曜夕方)というのは、多くのユーザにとっては残念でありますが...。

なお、第二部として、現在募集中(9月27日まで。応募はこちら)のiMovie Short Movie Festivalの結果発表・表彰式・上映会も開催されます。

2002.09.06 ピクセラ社がCaptyDVD/VCD、発売開始(9月28日〜)

ピクセラ社がDVD-Video/VideoCDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDを9月28日から発売開始する、と発表しました

CaptyDVD/VCDは、2002.07.10 ピクセラ社がDVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDを発表でお伝えしたとおり、ソフトウェアMPEGエンコード機能も有したDVD-VideoやVideoCDのオーサリングソフトで、もちろん、同社製Captyシリーズ(ハードウェアMPEGエンコーダ)で作成したデータも利用できます。

特徴をみてゆきましょう。

素材として利用できるMPEGファイルは、同社製MPEGキャプチャー機器Captyシリーズで作成したものはいうまでもありませんが、家庭用DVD-RAMレコーダで録画したDVD-RAM(Video Recording規格)を同社製DVD-RAM/RドライブPIX-DVRRシリーズでMPEG2ファイルとして読み込むこともできます。
また、QuickTimeムービーも素材として利用することができ、(iMovie→iDVDのように)iMovie(やFinal Cut Pro)からDVムービーを書き出して、CaptyDVD/VCDでソフトウェアMPEGエンコードすることもできます。

オーサリングに関しては、iDVDを徹底的に研究したらしく(笑)、タイトル機能自体は種類においてiDVDを凌駕しているだけでなく、iDVD2で欠けていた、タイトル連続再生・ディスクの自動再生・チャプターなどの機能も搭載されています。

ライティングに関しては、SuperDriveや同社製DVD-RAM/RドライブPIX-DVRRシリーズをサポートしているほか、イメージファイル書き出しが可能なので、サードパーティ製のライティングソフトを利用することもできます。

DVD-Videoオーサリングソフト市場に関しては、これまでMac環境では、iDVDの次がDVD Studio Proまで製品セグメントがない、という状態でしたが、今回発表のピクセラ社のCaptyDVD/VCDの登場で、面白くなってゆきそうです。ということで、iDVD2に物足りない方には最適のDVD-Video/VideoCDオーサリングソフトの誕生ですね。これは、定番ソフトになりそうです。

2002.09.05 ピクセラ社、Capty TV/PCIを発売開始。(9月14日〜)

ピクセラ社が、MPEG1/2ハードエンコーダPCIボードCapty TV/PCIを9月14日より発売開始する、と発表しました

Capty TV/PCIは、2002.07.10 ピクセラ社がハードウェアMPEG PCIカードCapty TV/PCIを発表でお伝えしたとおり、MPEG1/2ハードエンコーダとTVチューナーを搭載したPCIカード。

● ハードMPEGエンコーダ:最大12Mbps。GlobeSpan社製のiTVC15搭載。
● TV録画:  VHF・UHF・CATVチューナー搭載。iEPG予約。(付属ソフトPixeStationTV
● MPEG映像のトリミング機能(付属ソフトPixeDV
● Mac OS X専用
● VideoCD、DVD-Video素材としてのMPEG映像の書き出し(DVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDへの受け渡し)

ピクセラ社からは、DVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCD(→2002.07.10 ピクセラ社がDVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDを発表)の登場も待たれるところです。

それにしても、このCapty TV/PCIのハードウェアMPEGエンコーダを利用して、ムービー→MPEGのファイルエンコードをアクセラレートしてくれるソフトを開発してくれる会社さんはいないかなあ。ちょうど、DigitalMediaPressのハードウェアを使って、MPEGファイルエンコードをアクセラレートしてくれるソフトcleaner MPEG SuperChagerのような関係で。

 (

2002.09.03 Shake 2.5、発売開始

アップルが、ハイエンド合成ソフトShake 2.5を発売開始すると発表しました

昨日、今日(9月2、3日)と、アップル プロフェッショナルビデオセミナーが開催されてますので(→2002.08.17 Shake、国内初披露(9月2、3日)を参照)、これにあわせての発表ですね。発表にあわせてのセミナー、というべきか。

発売元は、当面、Nothing Real社時代からのディストリビュータであるビジュアル・プロセッシング・ジャパンのみというのが実態のようですが、アップル直販営業およびShake取扱販売会社からも販売されていくようです。

Mac OS X版Shakeは、614,800円+年間メインテナンス料金148,000円。Linux版ならびにIrix版の価格、年間メンテナンス料金はオープンプライス。

それにしても、プレスリリースにWindows版に関する記載がないのは、一体なぜ...(笑)。
また、なお、現在Shakeを使用されているお客様が今後Mac OS Xに移行される場合、Mac OS X版Shake2.5を現在保有されているライセンス数を2倍にして無償で提供いたします。というのも、露骨ですごい...(笑)。まあ、Mac OS X版の価格は、旧NothingReal時代の半額近くに下げられているので、既存ユーザ救済にとしてはいいことかも。

   

昨日、今日(9月2、3日)と開催されているアップル プロフェッショナルビデオセミナーに参加された方、MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)にてレポートをお寄せ下さいませ。

Final Cut Pro Unofficialのぷれぷれさん、行かなかったのかな??。(わたしは、Shakeの世界には縁がない(笑)のと、夏休みを取りすぎたのでそんな暇がありません。)

 (

2002.09.02 MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)08月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2002年08月分過去ログダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。

   

2002.08.31 

おしらせ 2002.08.30午後より停止させていただきましたMacDTV.Searchですが、08.31午後に復旧いたしました。ご迷惑をおかけしました。

  

2002.08.30 AJA Video社KONA-SD ドライバ2.1

ソースは、http://www.focal.co.jp/1_PRODUCT/AJA_VIDEO/kona_HD.jpg です。フォーカルポイントコンピュータ社が、KONA-SDのKONA-SD 2.1ドライバアップデート公開を発表しました。ダウンロードはこちらから。

AJA Video社のKONA-SDは、8/10bit非圧縮SDIビデオキャプチャカードで(関連記事:2001.11.13 米AJA Video社非圧縮ビデオキャプチャカードKONAシリーズ登場2002.06.11 AJA-Video社KONA SDカード用ドライバアップデート2002.07.24 AJA Video社KONA-SD 2.0 ドライバなどをご参照ください)、

今回のドライバアップデートにより、フィルム・フレームレート(23.98fps)への対応や低解像度ビデオのサポートがなされるとともに、異なるJPEG品質設定のビデオをFinal Cut Pro3.0の一つのタイムライン上に載せることができるようになるようです。

なお、これまでのアップデートにより、Mac OS X10.1〜10.2にはすでに対応しています。

2002.08.29 

ソースは、http://www.genkosha.co.jp/pasovi/img/covers/009.jpg です。玄光社PasoVi誌009号からお越しのみなさま、こんにちわ。今号のMacVi(映像制作を愛するMacユーザーのためのページ! )は...。
・[特集] 貴重なアナログ映像をDVDビデオパッケージに!
・[情報] Final Cut Pro 情報区 「Final Cut Salon」
・「Macでビデオ」の3ヶ月がわかる「Macintosh Digest」
というメニューになっております。

ということで、いつものことですが、次号は目指せ、増ページ。

   

2002.08.28 DVカメラ・デッキとの相性情報、更新

DVカメラ・デッキとの相性情報を更新しました。松葉岳哉さん、情報をありがとうございました。

  

2002.08.27 BIAS Peakシリーズのアップデート

bias社が、6月の3.01 Update(→2002.06.10 BIAS Peakシリーズのアップデート)に引き続き、Peak 3.1 updatePeak LE 3.1 updatePeak DV 3.1 updateを公開しました。

Final Cut ProやDVD Studio ProバンドルのPeak DVユーザの方々、アップデートをお忘れなく。

)  

2002.08.26 QuickTime Streaming Server 4.1.1、登場

AppleからQuickTime Streaming Server 4.1.1が公開されました。

Mac OS X 10.2関連、リモート管理の強化といった内容です。日本語版。

2002.08.24 Mac OS X 10.2(Jaguar)登場

Mac OS X 10.2(Jaguar)が登場しました。

みなさんのDTV環境では、いかがですか。不具合報告などございましたら、お待ちしております。

2002.08.22 Matrox RTMac version 3.0.2(英語版)、公開

Matrox Electronic Systems社から、Matrox RTMac version 3.0.2(英語版)が公開されました。

Matrox RTMac version 3.0.2 ML for Apple Final Cut Pro and Adobe Premiere, withWYSIWYG support for Adobe After Effects and discreet combustion (English version) という長い名前(笑)のアップデータですが、「QuickTime 6への対応のみで、それ以外の特徴はない」とアナウンスされています。

まあ、このところ、RTMacのニュースが続いていますが、なにはともあれ、Mac OS X対応というビックニュースが聞きたい今日この頃。

2002.08.22 Final Cut Pro、エミー賞の技術賞を受賞

アップルが「エミー賞(2002 ENGINEERING AWARD。技術賞)をFinal Cut Proが受賞することになった」と発表しました。

Academy of Television Arts &Sciencesは、テレコミュニケーションに関する芸術と技術を投票し、テレコミュニケーション業界のクリエーティブなリーダーシップを育成する目的で、「テレビ」が生まれた1946年に設立された非営利団体。Academy of Television Arts &Sciencesにより選出されるエミー賞は、業界でも最も権威ある賞のひとつとされています。

なお、アップルは、昨年2001年にも、FireWire技術でエミー賞技術賞を受賞しています(→2001.08.22 FireWire技術が、エミー賞の技術賞を受賞)。

2002.08.21 QuickTime 6 for Windows 日本語版登場

2002.08.19 QuickTime 6 for Mac OS 8.6/9 日本語版登場に引き続き、アップル社がQuickTime 6 for Windows 日本語版を公開しました。

2002.08.20 Final Cut Pro 3のQuickTime 6対応

米Apple社のFinal Cut Pro 3ページや、アップル社のFinal Cut Pro 3ページで、「Final Cut Pro 3.0.2はMac OS X v10.2に含まれるQuickTime 6に対応しています。v10.2以前のMac OS上でFinal Cut Proをご利用の場合はQuickTime 5.xを引き続きご利用下さい。」とのアナウンスを掲載しました。

ただ、Mac OS 9やMac OS X 10.1.x上で、QuickTime 6 + Final Cut Pro 3.0.xを使っても、トラブルは特に報告されていないようですので、たぶん、アップルによる動作検証が未完了なだけなんでしょうね。

もし、トラブルに遭遇された方は、MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)までご報告下さい。

2002.08.19 QuickTime 6 for Mac OS 8.6/9 日本語版登場

アップル社がQuickTime 6 for Mac OS 8.6/9 日本語版を公開しました。

7月中旬に公開開始となったQuickTime 6ですが(→2002.07.16 QuickTime 6登場)、日本語版については、Mac OS X版のみの登場でした。ようやく、Mac OS 8.6/9に対応したQuickTime 6日本語版の登場となったわけです。

2002.08.17 Shake、国内初披露(9月2、3日)

アップルが、9月2、3日午後(2時間コース)にアップル プロフェッショナルビデオセミナーの開催を案内していました。

国内初披露となるShake 2.5 for Mac OS Xが楽しみです。ピナクルシステムズ社Cine Wave HD、 AJA Video社KONA SDのデモも併せて行われるようで、プロフェッショナルユーザ対象ですね。

2002.08.16 RTMacの新しいPowerMac G4への対応を発表

フォーカルポイントコンピュータ社が、Matrox RTMacがPowerMac G4(Mirrored Drive Doors)に対応していることを発表しました

なお、従来どおり、RTMacはMac OS 9上でのみで使用可能です。

2002.08.15 RTMac firmware updater 1.2登場

Matrox Electronic Systems社がMatrox RTMac firmware updater version 1.2を公開しました。英語版なので、自己責任で(ただし、firmwareに英語・日本語があるわけでなし。日本語環境でも使えるとは思いますが)。

Mac OS X環境下で(現状ではRTMacはMac OS Xに対応していませんので、当然リアルタイム機能はMac OS X上では利用できません。ただし、RTMacを装着した状態でMac OS Xを起動することはできます。この状態で)起こる不具合*を解消するためのようで、同じ頃に登場したPowerMac G4(Mirrored Drive Doors)対応用、というわけではないようです。

*不具合
ダウンロードサイト(Registorationが必要です)の以下の説明文
This firmware update removes the mini display driver (640 × 480) to fix OS X problems such as having a virtual (ghost) monitor, or desktop icons appearing off screen. To determine if you need this firmware updater, please see the file check_rtmac_firmware_version_12.txt.
を読んでもよくわからないのですが、自分の身に起こっていることも考えるとこんなことを言っているのではないかと思われます。

Mac OS X環境下でRTMacを使っても、現状では、リアルタイム機能が利用できるわけでも、RGBモニタ機能をフルで利用できるわけでもありません。ただRGBモニタ機能は640×480サイズならばとりあえず利用できます。
ところで、この暫定的なモニタ機能、RTMacのRGB端子に接続したモニタの電源を入れていなくとも、あたかもこのモニタが生きているかのように振る舞うようです。これがghost monitorという意味じゃないかなあ。
また、デスクトップ上のアイコンは、Mac本体のモニタ端子側でなくRTMacのRGB端子に接続されたモニタに表示されてしまうことが多いようです。しかも、RTMacのRGB端子に接続したモニタの電源を入れていなくとも、あたかもこのモニタが生きているかのように振る舞うので、デスクトップ上のアイコンがRTMacに接続されたモニタ上にある状態だと、結果としてMac本体のモニタ上をどこを探してもアイコンが見つからない、ということになります。これが、desktop icons appearing off screenということじゃないかなあ。そして、こういった不具合をフィックスするために、Mini Dispaly Driverを取り除くのが、今回のFirmware Updaterなんじゃないかなあ。

でも、これらのトラブル、再現性がないので???なんですよね。説明文を読んでも、いまひとつわかりません。

また、これと関係があるかは定かではありませんが、Mac OS Xのモニタ環境については、システム環境設定のディスプレイの設定を記憶してくれない、というトラブルにも悩んでいます。これも覚えたり、覚えなかったりで、再現性がありません。ま、とりあえず、Jaguareをインストールしてから、考えることにします(笑)。

2002.08.14 新PowerMac G4登場(Mirrored Drive Doors)

アップル社がPower Mac G4 (Mirrored Drive Doors)発表しました。
Xserveのアーキテクチャーから予想どおりの順当な進化といえます。気になる点を書きます。

● システムバス:メモリにDDR SD-RAMを使用したことで、メモリバスが倍速化。

最下位機種(867MHz)は、システムバスクロックが133MHzなのでシステムバス(CPU-システムコントローラ間)、メモリバス(システムコントローラ-メモリ間)のスループットは2.1GB/s(133MHzの2倍速)となります。PC2100規格のいわゆるDDR266のDDR SD-RAMを使用。
上位2機種(1GHzと1.25GHzモデル)は、PC2700規格のいわゆるDDR333のDDR SD-RAMを使用、システムバスクロックが167MHzになります。ここは、XServeからの予想を覆し、うれしい誤算となりました。システムバスやメモリバスのスループットは2.7GB/sとなります。

旧PowerMac G4では1GB/sなので、倍以上の向上ですね。

PCと比較すると、さほど進んでいる訳ではありません。
まず、システムバス(CPU-システムコントローラ間)については、Pentium 4 (2.4, 2.53GHz)では533MHzに達しています(なお、このバスのことをFSB(フロントサイドバスと称しています)。FSB533とはこのこと)
また、メモリバスに関しても、DDR400やDDR-IIといった規格のものが年内には登場するはずです。ですから、遅れてはいない(たしかにPCに追いついたことは確か)が、進んでいるわけでもない、という評価が妥当でしょうか。

● ストレージ周り

ATAは、ATA100とATA66の2バス構成。純正HDDはATA100に、SuperDriveやCombpDriveはATA66に繋がっています。この辺、どうも練り込みが間に合わなかったと思われる点です。
Xserveの場合、システムコントローラの下にRAIDコントローラをぶら下げて、そこからATA100を2バスを出してます。RAIDの性能も発揮できるでしょう。
でも、PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)の場合、なんだかすっきりしませんね。例えば、ATA66側は、システムコントローラではなく低速IOコントローラ(KeyLargoの後継??)にぶら下げてあるのかもしれません。たぶん、ATA100とATA66の2バスでMac OS XのソフトウェアRAIDを掛けるよりも、ATA RAIDカードを利用した方がパフォーマンスが上がりそうです。

HDD収納スペースについては、4台まで。位置については、旧PowerMacでいうと
・純正HDDの位置の奥に縦置きで2台まで収納(ATA100側。ケーブルがすでに来ているのでもう一台の増設は容易)、
・5インチ空きベイ(旧PowerMacでは、3.5インチの空きベイでしたが...)の下に2台まで収納(ケーブルは来ていないので、ATAカードの装着が必要。でも、PCIカードが上方なのでATAカードからのケーブルの取り回しが大変そう)

旧PowerMacのように、無理矢理6台設置というのはスペース的に不可能のようです。(もちろん、電源容量の点で6台同時使用は無理でしたが、6台設置していて必要な4台だけに電源を入れる、というのはDTVには便利でした。

● I/Oまわり

IEEE1394b FireWire(800Mbps)の搭載は間に合いませんでした。このため(政治的な??)あおりをうけてUSB2(480Mbps)も非搭載のまま。

こうしてみますと、今後に向け改良の余地があるのは、
(a) ATAまわり システムコントローラにATA100(かATA133、はたまたシリアルATA) を2バス制御させる。
(b) IEEE1394bとUSB2搭載
(c) PowerPC G4のクロック周波数向上と、システムバスの高速化(←PowerPC G4側の問題)
といった辺りで、今のところボトルネックなのは(c)です。特に、システムバスの倍速化や高帯域化が待たれます(が、PowerPC G4側の問題だからなあ)。

とはいえ、アーキテクチャーが一新されたことに間違いはなく、((a) と(b) は来年1月のMacworld Expo LA登場の新機種??で解決が期待できそうなくらいで)今後しばらくはマイナーチェンジしかないでしょう。

ということで、買い。わたしも早速予約を入れました、PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)1.25GHz(笑)。

2002.08.09 Final Cut Pro 3 ハンズオンセミナー(8月21日〜23日、28〜30日)

アップルが、好評のFinal Cut Pro 3 ハンズオンセミナーを再開催すると案内していました。8月21日〜23日、28〜30日。1時間半で2100円。

使用機は、早速PowerMac G4(Mirrored Drive Doors)なのかな。

2002.08.08 iMovieプラグイン、Slickシリーズに新製品

GeeThree社開発(国内販売はオービット社ミューズテクス事業部)のiMovie用エフェクトプラグインソフトSlickシリーズの新製品である、Slick Volume ThreeSlick Volume Fourを発表しました。

特に、Slick Volume FourのMatte-tastic(画面上にロゴをスーパーインポーズ)、VidMix(カラーや明るさで抜く(キーイング)、P in P(Picture in Picture。画面上に別の小画面を再生させる)なんて、iMovieでは画期的。気が利いてますねえ。

なお、お伝えするのを今まで忘れていましたが、同社サイトからはサンプルプラグインが無料ダウンロードできますので、お試しください。

サンプルプラグインは、Barn Door Open, Burst, Drip, Heat Close, Heart Open, Radiator(以上、iMovieの[トランジション]効果)の6種類と、File Noise B & W, Solarize, X-Ray(以上、iMovieの[エフェクト](いわゆるフィルタ効果))の3種類、計9種類です。

   

なお、P in PやトランジションなどのiMovie用フリープラグインについては、長山勝行さんのサイトkNIFe Homa pageへようこそで自作のフリープラグインを公開なさっています。 これも、お伝えするのを今まで忘れておりました。

2002.08.07 iMovieプラグインソフトeZeClip Plug-in for iMovie 2登場

eZedia社が、iMovie 2用プラグインソフトeZeClip Plug-in for Apple's iMovie 2発表しました

eZeMatte、eZeClip、eZeScreenの3種類があり、eZeMatteは静止画をスーパーインポーズ、eZeClipはP in P、eZeScreenはブルースクリーンといったムービー合成効果、のようです。おもしそうですね。

2002.08.0708.25 おしらせ

おしらせ 管理業務を下記の通り休止させていただきました。ご迷惑をおかけしました。

●休止期間:8月7日午後〜8月25日

●休止内容

MacDTV.comの更新

MacDTV.forumメーリングリストにおける入会退会アドレス変更手続き
 (メーリングリスト自体は、通常どおり稼働しておりました)。

MacDTV.forum掲示板の[Webからの投稿]機能
 (この期間、Webからの投稿はできませんでした。)

   

2002.08.07 MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)07月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2002年07月分過去ログダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。

   

2002.08.06 DVD Studio Pro 1.5.1 Update公開

Appleから、DVD Studio Pro 1.5.1 Updateが公開されました。

修正点は以下の通りで、くろうと好み(笑)の細かい修正のようです。
 ・Incorrect A.Pack monitor Sample rate
 ・24-bit AIFF files contained digital noise
 ・Macrovision APS bits
 ・Setting SSCRST with CPSEC and PES bits when writing DLT tapes
 ・Region 7 setting flagging as playable
 ・Improved stability for DVD-ROM burning

2002.08.02 Borisシリーズ2製品の新バージョン、登場

イメージワン社が、BorisFX 6.1とBorisGraffiti 2.0の発売を発表しました。

BorisFXは、ノンリニア編集ソフト・システムに3Dエフェクト機能を追加する定番プラグインソフトで、6.1から雨・雪・雷などのフィルタやパーティクル機能が追加されています。

BorisGraffitiは、ノンリニア編集ソフトにタイトル機能を追加する定番プラグインソフトで、Final Cut Pro 3にバンドルされているBoris Calligraphyの兄貴分に相当します。

今回から、Borisシリーズの名称変更がなされ、
(a) BorisFX for Premiere/FinalCutPro、BorisGraffiti for Premiere/FinalCutPro(Premiere 5.1c〜、Final Cut Pro 2〜に対応)
(b) BorisFX、BorisGraffiti(AfterEffects 4.1〜、Media 100i、Avid Xpressなどにも対応)
となったようです。

不思議なのが、AfterEffcts 4.1〜5.5への対応状況でして、これまで、BorisシリーズはFinal Cut Proの持つAfterEffectsプラグイン実行機能を利用して、AfterEffectsプラグインとして動作していた、と記憶しておりましたが、今度からは、(a)ではFinal Cut Proだけで、AfterEffectsで使うには(b)でないといけなくなったわけです。ということは、(a)では、Final Cut Pro専用のプラグインとして書き直されたんですかねえ(もしかして、この前のメジャーバージョンアップ(例。BorisGraffiti 1→2)で、既にそのようになっていたのかもしれませんが...。

なお、Mac OS Xにも対応しているようです。

BorisFXのページでは、OS 8.1以降(9.2推奨)とあるだけでMac OS X対応とは明記されていない一方で、BorisGraffitiのページには、OS 9.1以降(OS-X対応)と謳ってあるので、???ですが、
当プレスリリースにはBorisFX v6.1 for Premiere/FinalCutPro、BorisGraffiti v2.0 for Premiere/FinalCutProはともMacOS X、MacOS9 対応とありますので、大丈夫なんでしょう)。

2002.07.31 外付けタイプなのにiDVDで使えるDVD-R/RWドライブ

Other World Computing社が、外付けなのにiDVDで使えるDVD-R/RWドライブOWC Mercury DVD-RW Pioneer DVR-104 2X External Storage Solutionを発表しました。

FireWireで接続する外付けタイプのDVD-R/RWドライブなのに、iDVDが使える点に注目です。 普通iDVDはSuperDriveを搭載されたMacでしか起動しませんが、同社の外付けDVD-R/RWドライブの場合、iDVD Enabler をインストールすることでSuperDriveがあるかのように見せかけてiDVDをだます、といったやりかたのようですね。

いやあ、これは売れそうですね。

2002.07.29 Creative Independence for for Everyoneセミナー2nd開催(8月9日)

クリエイティヴスイート社が、8月9日午後、アップル本社セミナールームで、Creative Independence for for Everyoneセミナー2ndを開催すると発表しました。また、あわせて、アップルからも告知がなされています。

Final Cut Pro 3とDigital Performer 3を使用したワークフローと制作スタイル紹介がなされるようです。

2002.07.26 「Premiere 6.5の内部について」について

ZDNet Mac:NEWS 2002年7月23日[Adobe Premiere 6.5の内部について]という記事が出ていますので、これを見てゆきましょう(つっこみを入れてゆきましょう(笑))。以下、イタリック体部分がこの記事からの引用です。

しかし、MacにすでにiMovieが付属している現在、Macintosh市場に Premiereの居場所がまだあるだろうか? Adobeは、確かにあると思って いる。AdobeはiMovieのようなコンシューマアプリケーションとFinal Cut Proのようなプロ向けアプリケーションの中間にPremiereを位置付けてい るとBowman氏は説明した。前回バージョンと同じおよそ550ドルという Premiereの価格がこれを反映している。

初めてじゃないですかねえ、iMovieとFinal Cut Proの間にPremiereを位置づける、とAdobe自らが言うのは。既ユーザから見ると、実感として、(販売価格を除いて(笑))機能的にはPremiereはFinal Cut ProとiMovieの中間(ややFinal Cut Pro寄り)、と思って来ましたからねえ。とはいえ、このことがAdobe側から表明された、というのは、ニュースではあります。

できれば、Final Cut ProとiMovieの中間(ややiMovie寄り)に位置する「Premiere LE(またはPremiere Element)」もMac用にもラインアップしてくれるとうれしいのですが(Premiere LEは現在Win版のみ)。でも、投資としては大きすぎるかな。


Bowman氏は、Premiere 6.5で最大の変更点はリアルタイムソフトウェ アエフェクトのサポートだと述べた。「Premiereで行うことは何でも、 今度からリアルタイムでプレビューできる」とBowman氏は述べた。 「タイトリング、クロマキーイング、サードパーティのエフェクトさえ そうだ」。Bowman氏の説明によれば、Premiereはスペシャルエフェクトに対応できるように、再生中にフレームレートを即座にダイナミックに調整するという。適切な再生を維持できるように、必要に応じてPremiereは画質をドラフトモードに落とす。「同期を保ったままでこれを行うので、ワークフローはなめらかで一貫したままだ」と彼は述べた。

注目のリアルタイム機能ですが、実際にはどの程度のものなんですかね。

面白いのは、必要に応じてPremiereは画質をドラフトモードに落とす、という点。cinestreamのDraftDV機能をリアルタイムでやってしまう感じですかねえ。
わたしの独断予想では、本格的RTプレビューではなく、現行Premiereの「RAMプレビューの改良版」のようなものじゃないかな。というのも、

驚くべきことに、Premiereのハードウェアシステム要件は、そんなに厳しくない。ソフトウェアはPower Mac G3で起動する。しかしBowman氏は多くのRAMを搭載したG4がより良い全体的なユーザーイクスピリアンスを提供すると述べた。

とのことですので。それにそもそも、+0.5のマイナーバージョンアップにしか過ぎないわけで、とうてい本格的なものとは思えない、という理由もあります。改良RAMプレビュー機能をマーケッティング的には「リアルタイム」と呼んでいるのではないか、と。

Adobeの資料(pdf)によると外部ビデオモニタにも出力可能(both on your desktop monitor and on external video screens)、とありますが、FireWire出力も可能なのかな??、だといいなあ。でも、外部出力とドラフト品位の関係がどうなるのか??

さてさて、果たして。良い方に期待を裏切ってくれることを祈ります。


ソフトウェアは、Adobe Title Designerと呼ばれる新しいタイトリング機能も特徴とする。

これについては、期待させて頂きましょう。


統合が鍵をにぎる
Adobeは、Apple自身のデジタルビデオ能力との統合がPremiere成功の鍵をにぎると認識している。Premiere 6.5がAppleのコンシューマレベルのDVDオーサリングソフトであるiDVDとプロレベルのDVDマスタリングソリューションであるDVD Studio Proの両方に統合できるのはそのためだ。iDVDで使用するように、コンテンツをDVフォーマットで保存できる。そして、DVD Studio Proをインストールすれば、Premiereタイムラインから直接MPEG2フォーマットでDVDを作成できる。タイムラインマーカーデータ をエクスポートできるので、DVD Studio ProでChapterポイントや1フレームデータを使うことができる。

よくわからないのが、ここです。統合(原文ではIntegration with iDVD and DVD Studio Pro)、ってなんのことをいっているの。

まず、iDVDで使用するように、コンテンツをDVフォーマットで保存できる。ってのは、現行Premiere 6.0.xでも既にできます。Premiere 5.xでも 4.xでもできるんじゃないかな。だって、QuickTime Exportの機能を利用しているだけだから。それにそもそも、iDVDは、「DV Codecを利用したQuickTimeムービー」だけでなく、他のCodecを利用したQuickTimeムービーだって、利用できるんですから。

DVD Studio Proをインストールすれば、Premiereタイムラインから直接MPEG2フォーマットでDVDを作成できる。てのは...。QuickTime Exportの機能を利用してMPEG2出力を行う訳ですね。ただし、標準のQuickTimeにはMPEG2出力機能は搭載されておらず、DVD Studio Proに付属するQuickTime MPEG Encoderが必要となります。QuickTime MPEG EncoderはQuickTimeのコンポーネントとして機能するので、一旦DVD Studio Proをインストールすると、QuickTime Exportに対応したアプリケーションなら(それこそ、QuickTime Player Proですら)MPEG2出力が可能になる、

柔軟な設計になっているのですが、ところがPremiereって、素直にQuickTime Exportを利用してないんですねえ(利用してくれてたら、QuickTime自体が搭載する参照ムービー機能もPremiereでも利用できるのに...)。ということなので、おそらく、Exportプラグインを用意するのだろうと思います。でも、実際にMPEG2エンコードを行うのは、Apple製のQuickTime MPEG Encoder......。

ですので、iDVDやDVD Studio Proとの統合、っていわれてもよく判らないです。いってみれば、QuickTimeやiDVDが偉い(笑)のです。

一点、Premiere 6.5の新機能といえば、タイムラインマーカーデータ をエクスポートできるので、DVD Studio ProでChapterポイントや1フレームデータを使うことができる。という点。つまり、QuickTime 5.0.5(→2002.02.05 QuickTime 5.0.5日本語版)の「マーカ付きムービー」の出力に対応したんですね。

もっともよく判らないのが、次の点。

それだけではない。AdobeのMPEG Encoderで、MPEG1ファイルもエクスポートできるので、コンテンツをVideoCD、SVCDやウェブに配信できるようになる。また、DVやアナログテープに出力することもできる (Macがこのようなデバイスとインタフェース可能な場合) 。

Adobeの資料(pdf)によると、Adobe MPEG Encoder (Windows only)と記述されているのですが(たぶん、記者の誤認ですね)。

こうしてみると、Premiere 6.5 Mac版自体には、MPEG出力やDVD-Video作成機能って、ほとんどなにもないことがわかります。


小技が利いていていいなあ、という点に、

Premiere 6.5の新しい「Edit Original」コマンドで、ユーザーは自分のビットマップイメージ、ベクタグラフィックやモーションエフェクトを Photoshop、IllustratorやAfter Effectsで編集でき、変更を保存するとき、Premiereでアップデートされたコ ンテンツを見ることもできるとBowman氏は説明した。

現行Premiere 6.0.xの場合、[Edit Original](オリジナルを編集...)コマンドを実行し、

Photoshopなどで再編集した後、Premiereに戻ってくると、自動的に変更点が反映されるわけではありません。手動で、Premiereでプロジェクトを読み込み直すか、[プロジェクト]の[クリップを置き換え...]を実行しなければ、タイムラインに変更点が反映されない、という中途半端な仕様になっています。

Final Cut Pro+FireWorksでは、自動的にFinal Cut Pro上で反映されます。(→MacDTV.com 字幕道場FireWorkをご覧下さい)。

ここの改良は、非常に使い勝手を向上させるでしょうね。楽しみです。


そして、このインタビュー記事の最後の締めの言葉

「この発表でAdobeがMacのデジタルビデオ市場に専念していることがはっきりすることを望む」とBowman氏は述べた。

MacなDTVユーザとしても、そう願います(笑)。まあ、とにかく早く実物を見てみたいなあ。

2002.07.25 AfterEffectsプラグインソフト tinderbox3、発表

フラッシュバック社がtinderbox3を発表しました。

tinderboxシリーズは、The Foundry社製のAfterEffectsプラグインで、高速プレビュー、高速レンダリングがウリですが、tinderbox3では、Lightning(雷の効果)やPlasma(プラズマ)Oldfilm(フィルムイメージ)といったフィルタが追加されています。

2002.07.24 AJA Video社KONA-SD 2.0 ドライバ

ソースは、http://www.focal.co.jp/1_PRODUCT/AJA_VIDEO/kona_HD.jpg です。フォーカルポイントコンピュータ社が、AJA Video社のKONA-SDカード用ドライバ2.0の公開発表しました。

KONA-SDは、8/10bit非圧縮SDIビデオキャプチャカードで(関連記事:2001.11.13 米AJA Video社非圧縮ビデオキャプチャカードKONAシリーズ登場2002.06.11 AJA-Video社KONA SDカード用ドライバアップデート)、

今回のアップデートにより、
・SDIビデオ出力でのリアルタイムDV再生(DVソースを編集終了後、再生するときSDIへも出力)
・KONA JPEG Online(非圧縮カードなのに、あえてMotion-JPEG機能も搭載)
・64bit RGBレンダリングのサポート
・MacOS X 10.2(のQuartz Extreme)への対応、(なお、すでにMac OS X10.1には対応済)
などが図られました。

2002.07.23 Shake 2.5 for Mac OS X、発表

AppleがShake 2.5 for Mac OS X発表しました

Shakeは、Nothing Real社買収(2002.02.08 Appleがビデオ加工・編集ソフト会社Nothing Realを買収)により入手した、業務用合成・ビジュアルエフェクトソフト。もともとShake 2.0ではLinux版、IRIX版、Windows版が用意されていましたが、買収後半年でMac OS X版も登場です。このあたり、UNIXベースのMac OS Xだけに移植も容易なんでしょうね。なにしろ、買収2ヶ月後もNAB2002でもShakeプレビュー版のデモ(2002.04.17 Apple、Shake for Mac OS Xをプレビュー参照)がなされてましたから。

8月発売予定で、Mac OS X版、Linux版、IRIX版、Windows版がリリースされます。

さて、価格はもうちょっと価格を下げてくるかな(例えば、After Effects Proの価格帯くらい、など)とも思いましたが、$4,950 (US)とのことで、Nothing Real社時代と大して変わっていませんね
2002.07.23追記、なんだ、これでも以前の半額になっているんですか>
Final Cut Pro Unofficialのぷれぷれさん。それじゃ、値段については、これ以上がんばるのは難しいですね。

さてさて、MacDTV.com読者の方で、Shakeに最初に飛びつく方はどなたでしょう...(笑)。購入されたら、ご報告をお待ちしております。

まあ、わたしには、縁のないところです(笑)。

2002.07.22 Premiere 6.5、発表

Adobe Systems社が、Premiere 6.5発表しました。特徴を見てゆきましょう。

ソフトウェアリアルタイムプレビュー:エフェクト、タイトル、トランジション(何レイヤーまでRT可能でしょう??)。外部ビデオモニタにも出力可能(って、FireWire出力も可能なのかな??、だといいなあ)。

Adobe Title Designer:タイトル機能に手が入ります。Outlined Text、ロールやスクロールなどのテンプレート、文字飾りやカーニングなどなど、本格的ぽいですね。(さすがに、現行Premiere 6.0のタイトル機能では寂しすぎます。特に、Mac版は(Win版にはTitle Decoがバンドルされます))

Audio編集:TC Works SparkLEがバンドル。

Music:SmartSound Quicktracksがバンドル(ってMac版もかなあ)。BGMを作ってくれるソフトのようです。

DVDやMPEG出力機能
Premiereで作成したDVムービーをiDVDプロジェクトで読み込み(とのことですが、DV Movieって参照ムービー形式になっているんでしょうねえ。従来どおりのムービー全編書きだし(=独立再生方式のムービー)だと、書き出しが大変だぁ)。
DVD Studio Proユーザは、QuickTime MPEG EncoderでMPEG化可能(っていっても、DVD Studio ProがPremiereに付属してるわけじゃないんですけど)、PremiereプロジェクトのタイムラインマーカをDVD Studio Proに持ち込んでチャプターマーカ化、といったところです。
悔しいことに、DVDやMPEG出力機能はWin版の方が優れており、付属のAdobe MPEG Encoder(Sonic社から技術供与された分(2001.12.12 AdobeがSonic Solutions社のDVDオーサリング技術を取得)でしょうね)により、MPEG1・MPEG2出力が可能、バンドルのDVDit! LEでDVD-VideoやVideoCD作成可能。

その他:Mac OS X対応。いくつかのAfter Effectsプラグインが付属。

2002.07.21 RTMacは、QuickTime 6に非対応

フラッシュバック社が、
RTMacは現段階では、QuickTime6(OS9用英語版)には対応致しておりません。RTMacのアップデータにて対応予定です。ユーザーの方はアップデータの配布をお待ち頂くようお願い申し上げます。
との案内を掲載していました。
まあ、QuickTime 6もfor Mac OS9日本語版はリリースされていない以上、また、RTMacはMac OS Xに対応してない以上、日本のRTMacユーザは、どのみち、QuickTime 6上でRTMacを利用しようとする機会がないわけで、関係ないことではあります(笑)が、ご参考まで。

なお、RTMacのMac OS Xに関してはこれまで、第2四半期登場予定、と案内されてましたが、遅れる見込み。現在どのくらい遅れるか見積もり中。とのことです。せめて、RTエフェクト用のドライバはともかく、ディスプレーカードとしてのドライバの方を(パフォーマンスはともかくとして)用意して欲しいなあ、Mac OS Xで起動したとき、うっとしくってしょうがない。

それにしても、MatroxサイトのPower of Xって技術、プラットフォームが書いてないみたいですが、Macにも使われるのかなあ。いまのところ、RT.X100(RT-2500の後継機。もちろんWin版)しか製品が出てませんが。
もしかして、RTMacもPower of Xで書き直してるからMac OS X対応が遅れてたりして。

2002.07.19 QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント

昨日登場したQuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント(2002.07.18 QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント、登場)ですが、

アップルストアのQuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント(Mac OS X) -ご注意-のページを見てみましょう。

MPEG-2ストリームデータの読み込み、再生

対応しているMPEG-2ストリームデータは、MPEG-2エレメンタリーストリームと、MPEG-2プログラムストリームです。
MPEG-2エレメンタリーストリームは、オーディオがDemuxedされた(分離してとりのぞかれた)MPEG-2ビデオ(*.m2vなどが一般的)のこと。MPEG-2プログラムストリームは、オーディオとビデオがMultiplex化(多重化)されたもの。

両者の使われ方には、こんな特徴があります。
例えば、DVD-Videoの制作過程では、MPEG-2エレメンタリーストリームを使います。ビデオとオーディオ情報が分離していた方が、オーサリング時の自由度がたかいですものね。
また、例えば、MPEG-2でビデオキャプチャーする場合、(そのMPEGキャプチャー機器以外で使えるか使えないかは別にして)HDD内に取り込まれるMPEGデータファイルは、MPEG-2プログラムストリームです。

まあ、なんにしても、QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネントは、MPEG-2エレメンタリーストリームとMPEG-2プログラムストリーム、両方のMPEG-2ストリームデータの読み込み、再生に対応しているわけですね。

ファイル書き出し、フォーマット変換

アップルストアのQuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント(Mac OS X) -ご注意-のページをMPEG-2エレメンタリーストリームをQuickTime Proで読み込み、MPEG-4、QuickTimeムービー等の他のフォーマットで書き出すことも可能、と記載されています。ここで注意したいのは、エレメンタリーストリームのMPEG-2ファイル、MPEGビデオ、と書かれていることです。つまり、上記の記述は、MPEGビデオを他のビデオフォーマットへの変換は可能とはいっていますが、MPEG-2プログラムストリーム(ビデオ+オーディオデータ)を他の「ビデオ+オーディオ」フォーマットへの変換が可能と明記している訳ではない、ということです。

実際、これと似た事例では、よく知られているようにQuickTime 5のMPEG-1対応でも、QuickTime Player ProでMPEG-1プログラムストリーム(ビデオ+オーディオデータ付きのMPEG-1)をQuickTimeムービーに変換すると、オーディオデータが失われてしまいます。

市販のDVD-Videoに含まれるMPEG-2データは再生できない

市販のDVD-Videoに含まれるMPEG-2データは、Disc内の[Video_TS]フォルダ内に収納されています。ということは、これらのデータをファイルコピーしてきて、QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネントを使えば、DVD-Videoがなくてもその作品をみることができる...、と考えた方、残念でした。DVD-Videoには、CSSというコピー防止措置が施されているので、できません。また、コピー防止措置を外す行為は、(家庭内で楽しむ場合であろうとなかろうと)明確な著作権法違反となります。この辺の議論は、こちらをご参照下さい

トランスポートストリームには対応していない

MPEG-2トランスポートストリーム(MPEG-2 TS)には対応していません。

MPEG-2 TSはビデオデータとオーディオデータを独立して時間軸管理されている、的な説明がアップルストアのQuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント(Mac OS X) -ご注意-のページになされています。そんな側面もあるのでしょうが、こんな風に説明すると、わかりやすいでしょうか。

DVD-VideoのMPEG-2は、プログラムストリームMPEG-2(MPEG-2 PS)です。DVD-Video Palyer内では、DVD-Video Disc上の信号を光で読みとり、MPEGデコーダに通す、といった処理がなされています。この処理では、MPEG-2のデータはただ一種類だけが常時流れています。MPEG-2 PSデータ、1本分だけが流れています。

ところが、インターネットやLAN経由でMPEG-2データを流したり、衛星からのデジタル放送、AV機器(BS機器やMPEGレコーダなど)のデジタル転送、といったケースの場合、ひとつのストリームの中に複数の「番組」が同居させた方が都合がいいですこういったケースに使うデータ形式がMPEG-2 TSと理解すればよいでしょう。
つまり、MPEG-2 TSの中には、複数のMPEG-2 PS(複数のプログラム="番組")がふくまれている、といったイメージです。実際、こうすることで、テレビ放送に使える、プログラム編成の自由度が増す、スクランブル放送などにも利用できる、といった具体的なメリットが生まれます。

といった特徴を持つMPEG-2 TSですが、残念ながら、QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネントでは再生できない、ということですね。

2002.07.18 基調講演、DTV関連のニュースは、なし

うーん、なんと書こうか、困ってしまっているのですが(笑)、昨日の基調講演ではDTV関連のニュースはなし、という、「ニュースがないのがニュース」なんですかねえ(苦笑)。

     

macwebcaster.comらによるJobs基調講演・同時通訳ストリーミングについては、大盛況のようでなによりです。村田さん、スタッフのみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

   

2002.07.18 iDVD 2.1アップデート

Appleが、iDVD 2.1を発表し、iDVD 2.1 Updateを公開しました。

iDVD 2.1では、AppleScriptのサポート、DVD-ROMデータのサポート、Mac OS Xでのパフォーマンスと安定性の強化などなどは図られています。そんなことより、チャプター機能とオートスタート機能を付けてほしいよぅ。

アップルストアではiDVD 2.1 ソフトウェアアップグレード(ソフトウェアアップグレードという名のフルインストール版)も販売されています。

2002.07.18 QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント、登場

アップルストアで、QuickTime 6 MPEG-2 再生コンポーネント (Mac OS X)が発売開始されました(\2,400-)。ただし、現時点では、日本語版は用意されておらず、英語版のMac OS X+QuickTime6環境下で利用することになります。

先日公開開始されたQuickTime 6を見ると、以前からのお約束では、MPEG-2デコード機能が搭載されるはずなのに、搭載されていないのが???でしたが、なるほど、別売りにしてMPEGライセンシーへ支払うライセンスフィーを徴収する、という形になりましたか。MPEG-2機能を使用するユーザからのみ徴収する、というのはリーゾナブルだと思います。

ただ、ひとつ、お願いが...。DVD Studio Proユーザには、無料で配布して欲しいんですけど(笑)。どうせ、DVD Studio Proの次バージョンでは含まれることになると思いますし(Final Cut ProやDVD Studio ProにはQuickTime Proキーも含まれているように)。
至極、まっとうなお願いだと思います。

2002.07.18 discreet社がcleaner 6を発表

discreet社が、cleaner 6 for Mac(for Mac OS 9 and Mac OS X)を発表しました。

秋頃登場の予定で、MPEG-4やAACオーディオを含むQuickTime 6への対応や、Aquaインタフェースの採用(なお、Mac OS Xにはcleaner 5.1.2から対応済み)などが目玉のようです。

  

2002.07.17 Macworld Conference & Expo 2002 New York基調講演は今夜。

Jobs基調講演の生中継は、今夜。QuickTime 6の公開されたことだし、MPEG-4で中継するのかな、早速。

で、 Macworld Expo 2002基調講演生中継となると恒例となりましたJobs基調講演・同時通訳ストリーミング
MacDTV.forumでもおなじみの村田さん(macwebcaster.com)らによるJobs基調講演・同時通訳ストリーミングが行われます。今回もよろしくお願いします。

   

例によって、Expo前に出没する勝手な予想屋(c)がMac.naMatata !!が登場していますが、彼、あんまり盛り上がっていないみたい(笑)。

   

2002.07.17 フォーカル、Go with AppleMedia Solution Expertセミナー12を開催

フォーカルポイントコンピュータ社が、8月2日午後アップルコンピュータ社セミナールームにおいてGo with AppleMedia Solution Expertセミナー12を開催する、と発表しました。

同社扱いのAJA Video KONA-SDとFinal Cut Pro3とで組んだSD(8bit、10bit)非圧縮システム、Alias|Wavefront Maya for Mac OS X(エヌジーシー社)やPINNACLE SYSTEMS Commotion Pro(ボーンデジタル社)などの紹介がなされるようです。

2002.07.16 QuickTime 6登場

米Appleが、現地時間7月15日、QuickTime 6、QuickTime Broadcasterの正式公開を発表しました。

日本語版に関しては、日本のQuickTime Downloadのページでは、Mac OS X版のみがダウンロード可能です。

米国QuickTime Downloadのページのプルダウンメニューには[Japanese]も選択肢として現れるので、期待したのですが、QuickTime Installerをダウンロードして実行してみると、Mac OS 9版はQuickTime 5.0.2Jでした。

2002.07.15 ソフトウェア・トゥー社扱いのMedia100社製品、DVToo社へ移管。

ソフトウェア・トゥー社が、これまで同社扱いのMedia100社製品(844/X・Media100iシリーズ・iFINISHシリーズ・MediaPressPROシリーズ)を、ディーブイ・トゥー社へ移管する、と発表しました。

2002.07.14 Automatic Sequence Export & Automatic Composition Import FCPアップデータ1.12

フォーカルポイントコンピュータ社が、Automatic Sequence Export & Automatic Composition Import FCPアップデータ1.12を公開しました。

Automatic Compositionシリーズについては、2002.07.04 OMFファイル入出力プラグインソフトAutomatic Compositionシリーズをご参照下さい。

2002.07.12 DV MasStor

MacDTV.com情報ひろばハードウェア関連情報でFireWire DV HDD、DV MasStorのレビュー第四弾を公開しました。

今回は、みなさまご興味をお持ちでしょう、各DTVソフトでの使い勝手についてご紹介します。

ファイルのナビゲーションもつけましたので、ここ一月にわたってお送りしておりました、DV MasStorのレビュー記事、ひとまず完結と致します。

   

2002.07.11 映像・音声製作ワークフローセミナー開催(7月22日)

報映産業社が、2002年7月22日午後アップル本社48Fセミナールームにて映像・音声製作ワークフローセミナー開催すると発表しました。

Avid Xpress DV v3.5 for Macintoshdigidesign MboxPro Tools | HD with AVoptionXLを使用した、最新制作ワークフローが体験できる、とのことです。

2002.07.10 ピクセラ社がハードウェアMPEG PCIカードCapty TV/PCIを発表

ピクセラ社が、MPEG1/2ハードエンコーダPCIボードCapty TV/PCIを今年9月に発売すると発表しました。

Capty TV/PCI(PIX-MPTV/P1M)は、MPEG1/2ハードエンコーダとTVチューナー搭載したPCIカードで、テレビ録画ソフトPixeStationTVとアナログキャプチャ・映像管理ソフトPixeDVが付属しています。Mac OS X用。

2002.07.10 ピクセラ社がDVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDを発表

ピクセラ社が、MPEG1/2ソフトエンコーダ搭載DVDオーサリングソフトCaptyDVD/VCDとを今年9月に発売すると発表しました。

CaptyDVD/VCDは、ソフトウェアMPEGエンコード機能も有したDVD-VideoやVideoCDのオーサリングソフトで、もちろん、同社製Captyシリーズ(ハードウェアMPEGエンコーダ)で作成したデータも利用できます。

DVD-Videoオーサリングソフト市場に関しては、これまでMac環境では、iDVDの次がDVD Studio Proまで製品セグメントがない、という状態でしたが、今回発表のピクセラ社のCaptyDVD/VCDの登場で、面白くなってゆきそうです。

2002.07.10 CaptyシリーズがMacOS Xに対応

2002.05.11 Capty、CaptyTVのドライバアップデートにお伝えしたように、プレビュー公開の始まっていたピクセラCaptyシリーズ(CaptyCaptyTV)用のMac OS Xソフトウェア(PixeDV for MacとPixeStationTV)&ドライバですが、Mac OS X正式対応版が公開されました。

Capty for Mac OS Xのダウンロードは、こちら。CaptyTV for Mac OS Xのダウンロードは、こちら

2002.07.09 RTMac特集

MacDTV.com情報ひろばハードウェア関連情報RTMac特集を久しぶりに更新しました。

更新に併せて見てみると、RTMac for Premiere(2002年1月執筆)へのリンクを付け忘れていたことに、今日になって気付いたというおマヌケな次第です(笑)。

それにしても、RTMacのMac OS X版ドライバって、第2四半期登場の予定じゃなかったっけ。(2002.02.20 RTMacのMacOS X用ドライバは、第二四半期の予定の記事や2002.02.21 RTMacのMacOS X用ドライバは、第二四半期の予定の記事を参照下さい)。

そうこうしているうちに、来週には登場する??新型PowerMacのパワーだったなら、Final Cut ProのオフラインRTの方が、RTMacの性能を凌駕してしまったりして...(笑)。はたして、どうでしょ。

   

2002.07.08 DVMasStor

MacDTV.com情報ひろばハードウェア関連情報でFireWire DV HDD、DV MasStorのレビュー第三弾を公開しました。今回は、ファイルフォーマットモードでのベンチマークを追加しました。

あとは、各DTVソフトでの使い勝手、といった辺りを近日中にお届けします。 

   

2002.07.07 Director's Cutキャッシュバックキャンペーン

アップルが、Director's Cutキャッシュバックキャンペーンを始めました。

Final Cut Pro 3(\98,000-)とDVD Studio Pro 1.5(\128,000-)の両方をキャンペーン期間中(8月末まで)に購入すると、\40,000-のキャッシュバックで計186,000円、
Final Cut Pro 3アップグレードパッケージとDVD Studio Pro 1.5の両方購入の場合は、\30,000-のキャッシュバックで\127,800、
とのことです。まあこれだけじゃ、値引き販売なだけですが、

今回は「Director's Cut Finishing Pack」(Pinnacle Commotion 4.1(Commotion Proじゃないようですね)とBIAS Deck 3.5)がバンドルされる、って、一体なに??。すでに定価でFinal Cut ProとDVD Studio Proを買ってしまった私に、救済措置は...ないようねえ、やっぱり(笑)。

2002.07.06 Creative Independence for Digital Cinemaセミナー開催(7月24日)

クリエイティヴスイート社が、7月24日アップル本社セミナールームで、Creative Independence for Digital Cinemaセミナーを開催すると発表しました。

Final Cut ProやCinewave、Digital Performerなどを利用した最先端のデジタルシネマ製作をクリエータの実例を交えて紹介がなされるようです。

2002.07.05 DVMasStor

MacDTV.com情報ひろばハードウェア関連情報でFireWire DV HDD、DV MasStorのレビュー第二弾を公開しました。DVカメラと接続してDVダビング可能な[VTRモード]、Macに接続すると外部HDDとして認識される[ファイルフォーマットモード]の双方を備えDV MasStorですが、この第2回目の更新で、どうにか全容が見えてきて、レビューらしくなってきたですかねえ(笑)。

このあと、ファイルフォーマットモードでのベンチマーク、各DTVソフトでの使い勝手、といったテーマが残っていますが、週明けくらいをめどでお届けしたいと思っております。 

   

2002.07.05 アビッドジャパン、Avid Xpress DV Ver.3.5を発表

アビッドジャパン社が Avid Xpress DV Ver. 3.5を発表しました。

Avid Xpress DVは、
ソフトウェアによるリアルタイム処理により100種以上のRTエフェクト、テロップ、合成、カラコレをRTプレビュー可能で(RTプレビュー時、FireWireからも出力できるのかなあ??。どなたかご存じでしたら教えて下さい)、
新しいカラコレ機能(これって、ぷれぷれさんのFinal Cut Pro Unofficial(7月4日記事)でもご指摘のとおり、Synthetic Aperture社のColor Finesseにそっくりのインターフェースなのですが...)も搭載されています。Mac OS X用とWindows XP用のソフトが同梱されています。

まあ、今後、様々なプロモーションの機会があるようなので、じっくり拝見したいものです。

2002.07.04 OMFファイル入出力プラグインソフトAutomatic Compositionシリーズ

フォーカルポイントコンピュータ社が、米Automatic Duck社のOMFファイル入出力プラグインソフトAutomatic Compositionシリーズの取り扱いを発表しました。
この製品に関しては、2002.02.08 Automatic Composition Import FCPの国内販売でもお伝えし、東京国際フォーラムで開催された2002.02.15 アップル クリエイティブ映像ワークフローセミナー on Mac OS Xでもちょこっとだけデモもあったわけで、登場が待たれていたのですが、5種類のソフトが一気に登場です。

Automatic Sequence Export Proは、Final Cut Pro用プラグインソフトで、Final Cut ProからOMFファイルを書き出すと、Avid製品(MediaComposerなど)でFinal Cut Proのタイムライン情報を読み込めます。

Automatic Composition Import FCP Proも、Final Cut Pro用プラグインソフトで、Final Cut ProからOMFファイルを書き出すことで、After Effects 5.xのコンポジションでFinal Cut Proのタイムライン情報を読み込むことができます。また、Automatic Sequence Export Proの機能も含まれています。

Automatic Composition Importは、Avid製品から出力されるOFMファイルをAfter Effectsに読み込むためのAfter Effects用プラグインです。

Automatic Composition Import/Media Copyバンドルは、Automatic Composition ImportプラグインにMedia Copyソフトをバンドルしたもの。

Automatic Composition Import DVは、Avid Xpress DVから出力されるOMFファイルを読み込むためのAfter Effects用プラグインです。

2002.07.03 MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)06月分過去ログダウンロード

お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2002年06月分過去ログダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。

   

2002.07.02 Apple、Emagic社を買収

アップルが、Emagic社を買収したと発表しました。
Emagic社は、プロ用音楽制作ソフトLogic(for Mac、for WIN)などの開発元であり、DTM(DeskTop Music)に再び注力してゆくAppleの戦略が伺えます。

とはいえ、買収発表と同時に「EmagicのWindows対応製品の提供は、2002年9月30日をもって終了」とアナウンスするのも、ここのところDTV関連の買収が相次ぐ(→2002.06.23 Apple社によるDTV関連ソリューションの買収劇。)だけに、かなりえげつない印象も受けますが。

2002.07.01 AvidXpressDV for Macintosh版発売記念セミナー、7月17日に開催

登場間近のAvid XpressDV v3 for Mac(WIN版は既発売(→2002.02.04 Avid Xpress DV v3 発表))ですが、
7月17日にアップル本社セミナールームで、ソフトウェア・トゥー社とアビッドジャパン社によるAvidXpressDV for Macintosh版発売記念セミナーが開催されます。

なお、4月にも同じ様なセミナーが開催されていましたが、当時はWin版ベースだったようです(→2002.04.05 Avid Xpress DV v3セミナー

   

    

MacDTV.com

 

Copyright(C) Yasushi SATO 
All Right Reserved.   

--これ以前(2002年04〜06月)のNews and Message--